xxgdb
UNIX上でのデバッグ
xxgdbの利用
「デバッグ」とはバグを取り除く操作です.
「デバッガ」はバグを取り除くツールです.
UNIX上でデバッガを使い,プログラムを1行ずつ実行しながらデバッグする方法が書かれています.
準備
gccでコンパイルするときに,「-g」オプションをつけてコンパイ
ルします.
list.cというプログラムをコンパイルし,listというプロ
グラムを作成する例(-gを付けてコンパイルします):
gcc -g -o list list.c
ソースファイル例(list.c)のダウンロード(右
クリックしてlist.cというファイル名でホームディレクトリ(Hドラ
イブ)に保存して下さい)
デバッガの起動
xxgdbというデバッガツールを使用します.起動手順は以下の通りで
す.
- ReflectionX を起動
し,UNIXにログインします.
- kterm画面上で,cd コマンドを使ってソースファイル(list.c)を保存したディレクトリへ
カレントディレクトリを移動します.
- デバッガを起動します.
xxgdb list
デバッグの方法
- プログラムの一時停止位置の設定
- マウスでソースファイル上の停止位置をクリックし,「break」ボタン
を押します.(「手の平マーク」がつきます)
- プログラムの実行
- 「run」ボタンを押すとプログラムが開始され,手の平マーク
で実行が止まります.(実行位置は「矢印」で表示されます)
- プログラムのステップ実行
- 「step」ボタンを押すと,プログラムを1行ずつ実行します.
また,「next」ボタンも1行ずつ実行しますが,関数の中には入り
ません.
- 変数のチェック
- プログラム実行中は,変数の値をチェックすることができます.
変数名をマウスでハイライトして「print」ボタンを押して下さ
い.別のウィンドウにその値が表示されます.
もし変数がポイン
タの時は「print *」ボタンを使うと,ポインタで指されたデー
タの中身をチェックすることができます.
また,「print」の代わりに「display」ボタンを使うと,変
数の値を別のウィンドウ上に表示し続けます.
このようにして,プログラムを1行ずつ実行しながら変数の値をチェッ
クし,プログラムの誤りを探します.
2003.06.30.
2006.05.15.(最終更新)
fmiso at sist.chukyo-u.ac.jp