Information Processing
情報処理(実習)
放送大学 愛知学習センター(面接授業)
コンピュータとインターネットの利用
「コンピュータとインターネットの利用」では実習を行い,イン
ターネットで使われている情報処理技術を体験します.
コンピュータの使い方
1回目の実習は,これからの講義や実習で使うコンピュータ(パソ
コン)の基本的な使い方を練習します.
放送大学のコンピュータは,通常使われるコンピュータと同様に見
えますが,大学ならでは設定がしてあります.しかし,以下の手順
で操作すれば大丈夫です.
各コンピュータ室にはコンピュータの簡単な使い方の説明書があり
ます.必要に応じて参照してください.ただし,この講義ではすべ
ての機能は使わないので,いくつかの基本操作だけチェックすれば十分です.
わからないことが発生したら,遠慮なく手をあげてください.TA
(ティーチングアシスタント)が助けてくれます.
- 電源を入れる
パソコンの電源の入れ方は普通の電気製品と同じでスイッチを
入れるだけです.本体前面右下の電源スイッチを指で押して離して下さ
い.パソコンの電源が入り,しばらくすると画面(ディスプレイモニタと言います)に画像
が表示されます.画像が出てくるまで時間がかかるので,じっと待ちましょ
う.
- ログオンする
放送大学のコンピュータを使うためには,「ユーザ名(またはID)」と「パスワー
ド」を入力する必要があります.これは銀行の口座番号と暗証番号
と同じで,コンピュータやネットワークを使う人が本人かどうかを
確認するために行われます.ネットワークを介して重要な情報のやりとり
をする場合もありますので,本人かどうかを確認する必要があるの
です.また,放送大学から割り当てられたユーザ名とパスワードは
決して忘れることのないように大切に管理してください.
(忘れてしまった場合はできるだけ早く管理スタッフへ連絡してく
ださい)
- 表示に従って,キーボードにある「Alt」キー,「Ctrl」キー,
「Del」キーの3つのキーを同時に押します.
- 画面中央に現れた枠(ウィンドウと言います)の「ユーザ名」
の欄に割り当てられたユーザ名を入力します.入力はキーボード
で一文字ずつ押して入力します.
- キーボードの横についているネズミ型の機械(マウスと言います)を動かし,ユーザ名の
下の「パスワード」欄に印(マウスカーソルと言います)を移動
させます.
- マウスの左側のボタンを一瞬だけ押して離します(この操作をクリックすると言います).
- パスワード欄に各自のパスワードを入力します.
このとき,パスワードは他の人に見られてもわからないように「*」マークで
表示されますが,きちんと入力されていますので一文字ずつ間違わ
ないようにしてください.
- 「OK」ボタンをクリックしてください.ユーザ名とパスワー
ドが確認されると次の画面に進みます.しばらく時間がかかるの
で,じっと待ちましょう.
- もしユーザ名やパスワードの入力を間違えたときは,警告ウィ
ンドウが表示されるので「OK」ボタンを押し,もう一度ユーザ名
とパスワード入力し直して下さい.
ネットワークを利用する時には,「ユー
ザ名」と「パスワード」の組で本人かどうかを確認します.インター
ネットでは相手の顔が見えないので,ユーザ名とパスワードはとても重要
です.ネットワークは他の人と共用しているので,盗聴(漏洩)にも気をつ
けましょう.
パスワードが「*」マークで見えないようにしてあるのも,他人が
見ることのできないようにしてあるためなのです.
- 電源を切る
コンピュータが他の電気製品と違うのは,多くの情報をメモリとい
う装置に記憶していることです.コンピュータは電源を切るとメモ
リに記憶している情報を忘れてしまいます.そこで保存しておきた
い情報をディスク(外部記憶装置とも言います)に記録してから電
源が切れるように適切な操作を行なければなりません.外部記憶装
置は磁気や光の性質を使って記録されるので,電源を切っても忘れ
ないからです.
次に電源を入れた時,外部記憶装置からメモリに情報を移せば元の
状態に戻ります.
それでは,重要な情報をディスクに保存し,安心して電源を切る手
順を説明します.
- 画面左下の「スタート」メニューをクリックします.
- スタートメニューが開き,その一番右下の「シャットダウン」を
クリックします.
- 中央に「シャットダウン」という表示のあるウィンドウが開
くので「OK」をクリックします.表示されていないときは
マウスで選択してから「OK」をクリックしてください.
- 必要な情報をディスクに書き込むのにしばらく時間がかかる
ので待ちます.
- 処理が終了するとコンピュータ本体の電源が自動的に切れま
す.
パソコンの電源を入れっぱなしにして,
他の人に使われないようにしましょう.ユーザ名とパスワードを他
の人に使われてしまう可能性があります.
特に複数の人と共用してパソコンを使う時は要注意です.
席を離れる時は,他の人にメモリ内の大切な情報を使われないよう
に面倒でもパソコンの電源を切ることが安全です.
ブラウザを使う
インターネットの情報(ここでは,このテキストの情報)を表示す
るソフトウェア(ブラウザ)を起動してみましょう.
これで目的の情報が表示されます.
情報の場所を記憶する
情報の場所(URLまたはURI)が長いと毎回入力するのは大変です.そこで,
URL(URI)をコンピュータに記憶させましょう.このような記憶はコンピュー
タが最も得意とするとするところです.
- 記憶させたい情報を表示させます.
- ブラウザ上部の「お気に入り」メニューをクリックします.
- 開いたウィンドウの最も上の「お気に入りに追加」をクリッ
クします.
これでURL(URI)がコンピュータに記憶されました.記憶されたURL(URI)の情報
を見たい時は次の手順で行います.
- ブラウザ上部の「お気に入り」メニューをクリックします.
- 開いたウィンドウの中から見たい情報をクリックして選択し
ます.
注意:通常のパソコンでは機能しますが,放送大学のパソコンは,
講義の都合上,電源を切るとこの設定を忘れてしまうことがありま
す.
ブラウザを終了する
- ブラウザ上部の「ファイル」ボタンをクリックし,ファイルメニュー
を開きます.
- メニューの一番下の「閉じる」をクリックします.
これでウィンドウが閉じてブラウザが終了します.
ブラウザを使って,いろいろなホームペー
ジを見ることができますが,情報を一方的に取得しているわけでは
ありません.知らないうちにこちらからも情報を提供していること
もあります.例えば,どのコンピュータからアクセスしてきたのか,
どのページからやってきたのか,など知らず知らずのうちに情報を
提供しています.通常,本当に重要な情報(例えばユーザ名やパス
ワード)は画面上に入力を求められます.必要以上の情報を提供し
ないように,気を付けましょう.
テキストの印刷
これから行われる講義のテキストはすべてホームページとして作られています.
今からインターネット上から取得し印刷します.
ホームページを印刷する手順は以下の通りです.
- 印字したいページを表示します.
- ブラウザの上側にある「ファイル」メニューをクリックしま
す.
- 「印刷」をクリックします.
- 表示されるウィンドウの下側にある「印刷」をクリックします.
- 教室内のプリンタから印字されます.
この講義テキストは以下のページにあります.ブラウザに表示させ,
まだ手に入れていないテキストを印刷してみましょう.
印刷した紙を放置することも情報漏洩
の一つですね.印刷した用紙は責任を持って回収しましょう.
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2012.06.03.
fmiso at sist.chukyo-u.ac.jp